NDSを塗装してみました
この記事の続きです。
前回で分解までは終わっていますので、今回はマスキングからです。
【ご注意・お断り】 ・NDSを分解するとメーカーの保証を受けられなくなります。 ・以下の分解は私(さた)が自己責任で行ったものです。 ・この記事を参考にNDSを分解し生じた損害について、私(さた)は一切の責任を負いかねます。 ・この記事内での記述は全てのNDSに共通するとは限りません。 ・NDSの分解に関する質問についてはお答えできません。 |
マスキングでは以下のような場所をマスキングテープで塞ぎます。
・塗装せずに元の色を活かしたい場所
・液晶画面等、塗料をかけたくない場所
・ネジ穴等、ゴミが入らないようにしたい場所
▲上部カバーのマスキング。表の任天堂ロゴとヒンジ部分、内側のスポンジとネジ穴を塞ぎます。内側から塗料を吹き付けることはないので、これは念のための処置です。直接塗料を吹き付ける場所であれば、このように紙だけで塞ぐことはしません。
▲上部液晶画面部分のマスキング。まずケーブルがぷらぷらしているのをテープで止めます(左)。液晶画面部分は、マスキングテープをはがす時に保護シートを一緒にはがさないように、内側から外側へ向けてはがせるようにします(中・右)。
▲同じく上部液晶画面部分です。ヒンジは元の銀色を活かすためマスキングします。念のため裏側の液晶パーツも紙で覆っておきます。
タッチパネル部分ですが、LEDの透明パーツを外すのを忘れていました。裏からつまんで引っ張れば取れます。
▲タッチパネル部分のマスキング。タッチパネルの周りの凹んだ部分は塗装しない事にしました。窓を塞ぐのは塗料が回り込まないようにするためと、塗装時に土台に固定するためです。
ここまででマスキングは終わりです。
次に、最初から付いている銀の塗料をはがします。
ルーターを持っていないので、細かいところは妥協することにして、サンドペーパーのみで処理します。
まず600番のサンドペーパーでおおまかに削り、次に1000番のペーパーでならしていきます。
最後に2000番の耐水サンドペーパーで磨きます。
スピーカー用の穴に詰まった磨きカスは、つまようじで取ります。
▲各パーツの塗料をはがしたところ。込み入った形状のところははがしきれていませんが、今回は妥協しました。
いよいよ塗装です。
エアブラシを使うので、段ボールで塗装ブースを作ってみました。
なるべく空気が動かないように、手前の上半分はサランラップでふたをしてあります。ほこり対策でもあるのですが、意外と塗料の粒子が流されて、思わぬところに色が付いたりするので、それを防ぐ意味もあります。
既成のスプレー缶ではなくエアブラシを使うのは、塗料を希釈して薄く塗るためです。
薄く塗るほど、乾いた時の表面の仕上がりは綺麗になります。
当然色も薄くなりますから、塗っては乾かしの繰り返しになります。
そのように何度も重ね塗りしたものが下の写真です。
この後クリアを塗るのですが、その前にコンパウンドで表面を整えます。
完全に乾いてからでないと塗料を削りすぎて下地が出てしまうので、十分に時間を置きます。
と、言いつつもやってしまいました。
結構エッジが立っている箇所が多く、筋状にはがれてしまいました。
部分的に重ね塗りをするのは大変なので、多少汚くなるのは承知の上で、筆で補修しました。
▲クリアを塗ってさらに磨き、マスキングテープをはがしたところ。
あとは組み立てです。ここで前回の記事が役に立ちます。
一通り組み立てたところ。上部液晶周りのネジ隠しは、すぐにバラす必要が生じた場合に備えて、つけていません。そのためキズ防止用にマスキングテープを貼りました。
ところが、ここで問題発生です。
起動しません…。
電池を充電し直したり、分解して組み直したりしてみましたがダメでした。
今日は疲れたのでこのままにします。
直るといいなあ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント